ADHD奮闘記

ADHDの母がADHDの子育て中!当事者でありながらADHDの子とどう向き合うかを日々模索中です

子どもの問題行動を解決する3ステップ

こんばんは。ブログを書くのってエイ!とはじめてしまえばサクサク進みますが
その準備(パソコン開いてサイトにアクセスするだけ)がなかなか進まず
いつもの「先延ばし」傾向が邪魔してハードルが高いと感じている今日このごろです。

昨日、ネットショップ業の先輩から「ブログを書くときにいきなりパソコンに向かうのではなく
まずはノートに書きだすことから始めると良い、というアドバイスをいただきました。
そういうコツを教わると、がぜんスイッチが入る私ってほんと単純だなーとつくづく思います。

さてさて、題名の「子どもの問題行動を解決する3ステップ」についてですが
私と息子の主治医が訳した本で、ADHD自閉症スペクトラム、反抗挑戦性障害の子たちと
どう向き合うかを書いてある本です。

この中で説明している「プランA」「プランB」「プランC」という3つの方法があり、
その中でも著者が進めているのが「プランB」です。

「プランA」と「プランC」というのは簡単に説明すると、今まで教室内や家庭で行ってきた
罰を与えるだとか、無視するまたは期待をしなくなる、ということなのですが、これではその子どもたちが本当に抱えている「困っていること」をまったく無視して「できない子」「問題のある子」というレッテルを張ってしまいます。

ここでおすすめなプランが「プランB」。この本の8割はこの「プランB」についてページを割いて説明しています。

これはどういうことかというと、問題行動を起こす子どもたちの問題のある行動そのものばかりを見るのではなく、その行動を起こすのには必ずきっかけであったり、足りない【スキル】がある。その不足スキルが何かを当事者と関わる大人(先生や親など)と一緒になって考え、不足スキルを補う解決方法を考えることで問題の解決を目指す。これを繰り返して行くことが大切であるといくことでした。


問題を起こすこどもに罰を与えたり、排除することは誰にだってできて簡単です。しかしそれは誰のためにもなっておらず、問題から逃げているのと同じ事。


三男坊が行ってた埼玉の小学校はまさにこれの典型でした。

ま、それはおいといて。


この【不足スキル】が問題行動を引き起こす、だからこの不足スキルに対して策を講じることで問題全体を解決していく、というのは、大人の押し付けではなく、必ずこども自身が話し合いや方法を模索するときに関わることができる。与えられたものをしぶしぶやるのではなく、【自分で決めたこと】をやることで、自分の脳内で起きてる他人にはわからない問題が発生したときにSOSのサインを発することができたり、自主的に行動を変える努力ができるようになります。


自主的、大事ですよね。自分で考えて決めたことについて行動をする。


そこで失敗したとしても、また考えて行動をすれば良い。

それを周囲がサポートする。

その環境が整ってれば、失敗が怖くなくなり、チャレンジする心が生まれます。


これって仕事とかでも、おなじですよね。

上司が部下のことをガミガミいうだけ、使えないやつは切ればいいという考えだと、だれも育たないし気持ちを落としていくだけ。


でも、その人その人の問題を解決するためにヒントを与えてくれたり、一緒に考えサポートしていくという姿勢を上司が見せたとき、部下は失敗を恐れず自主的に行動するようになるのではないかと。


今まさにうちの職場で起きてることですなあ。


全ての人間関係において、この方法って応用できるんじゃないかな?とも思いました。

興味のある方、ぜひとも読んで見てくださいね。